マルチタイムフレーム分析とは、異なる時間枠(例: 1分足、5分足、1時間足、日足など)のチャートを同時に参照し、エントリータイミングを分析することを意味しています。
例えば日足がアップトレンド、4Hがダウントレンドの相場環境だったとします。その場合はダウントレンドではなく、アップトレンドにのったほうが勝率が高くなる傾向にあるということです。もちろんダウントレンドがそのまま続くこともあるので、どちらの可能性が高いのかということを知る目安にするということです。
例えばこのように日足がレンジ相場だったとします。紫の四角部分をを見てください。日足で見るとレンジ内の1本の強い陽線にしか見えない場面です。
次に同じ場所を4H足で見てみるとレンジをブレイクしてアップトレンドが出ていることが見て取れます。(日足で見るとレンジ内の1本の強い陽線にしか見えない場面でも4Hだとはトレンドになってますよね。)
1H足はこんな感じです。左のレンジを上抜けたあとにアップトレンドが発生しています。
このように長期足ではレンジの場面でも時間足を落としていくことによってトレンドが発生しているところがあるということです。
自分が狙っている波の大きさによって使う時間足は変わっていくので、エントリー前に自分はどこの波をとりにいくのかトレードのシナリオを考えてからエントリーすることが大切です。
どの時間足を使えばいいの?
基本的に大きい時間足の方が強いと認識します。(例 日足>4H>1H>15分 )
でも、大きい時間足が強いからと言って日足がアップトレンドだからロングをどこで入ってもいいのかといえばそうではないです。
もちろん、上方向を狙うべきではありますが、下の時間足が下落している場合(日足を根拠にする場合は4時間足、4時間足を根拠にする場合は1時間足などの組み合わせなど)はエントリーできません。必ず下位足が反転する場面まで待ってからエントリーしましょう。反転する場所の見つけ方を知りたい方は【FXでのダウ理論の基本原則と活用法の説明】で解説しています。
私の場合は日足レベルのだと100pip程度、4H足だと50pip~60pip程度、1H足だと20pip~30pipほどの波を目安としてトレードしています。
今までお話した通り、どの時間足の組み合わせを使って度の大きさの波でトレードする無限の組み合わせがある訳ですが、ある程度自分のトレードスタイルを決めていったほうが混乱せずトレードができるはずです。
自分にいつも言い聞かせていますが、得意なところでしか勝負をしない。これが一番大切です。
コメント